北海道恵庭市―― 道央に位置するこのまちの名前はアイヌ語の「エエンイワ」(頭・尖っている・山)に由来し、
市域の約 3 分の 1 が森林地帯である。牧場、鉱山、自衛隊の演習場で知られた恵庭のイメージが大きく変わったのは
1980 年(昭和 57 年)の恵庭ニュータウン恵み野の分譲開始がきっかけであった。 1988 年(昭和 63 年 ) 、
まだ開発途中にあったニュータウンに内倉真裕美は移り住む。
未だ荒涼とした原野の風景が残るこのニュータウンを自分たちの子供たちが誇れる故郷にするために、彼女は花の種をまき、
苗木を植えた。恵み野は個人宅の庭を公開するオープンガーデンが盛んになり、日本有数の「花のまち」として知られるようになる。
そして 2022 年(令和 4 年)、恵庭に誕生した「花の拠点・はなふる」で第 39 回全国都市緑化北海道フェアが開催された。
見渡す限りの原野を美しい花のまちに変えた内倉真裕美の軌跡と、彼女が巻き起こした奇跡を一冊の本としてまとめた。
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