「道東アイヌ語辞典」ではなく『釧路地方のアイヌ語語彙集』なのかが良くわかる!!
オーストラリア・アボリジニやニュージーランド・マオリ、カナダ・イヌイットでは部族コミュニティがたくさん残っているよ!!
遡ること1964年に編集された代表的なアイヌ語文献である『アイヌ語方言辞典』(服部四郎編)には釧路地方の方言が収められていなかった。
その空白を埋めることとなったのが、釧路アイヌ文化懇話会が1998年3月に刊行した『アイヌ・モシリ』〔幻のアイヌ語誌復刊〕であった。
これは1994年11月に山本多助の遺品の中から発見された冊子『アイヌ・モシリ』『ウタサ・カンビ』を集約したものであった。
これを継承した「釧路アイヌ語の会」はこの翻訳に取り組み、その成果を2002年3月に『アイヌ・モシリ』山本多助作品集として発行した。
更にその翻訳過程で採取されたアイヌ語を中心に、それまで発表されていた釧路地方のいくつかの単語を収集し、
2004年2月に『アイヌ語釧路方言語彙(ごい)』として発行した。今回の『釧路地方のアイヌ語語彙集』は、上記の『アイヌ語釧路方言語彙』に、
八重九郎と四宅ヤエの語彙を追加したものである。 (釧路アイヌ語の会 会長 合沢寛)
☆販売促進用チラシ(PDF)もご活用ください。
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