著者の半生と不思議な体験をベースに綴る自伝的ノンフィクション。
幼いヨハンの目の前に現れた「小父さん」。少年がイー・アンプと呼んで畏れたその男の正体は何者だったのか。男はなぜヨハンの前に現れたのか
「ある日、ヨハンは家の近くで一人遊びをしていました。地面にしゃがみ、短い木切れで何やら描いていました。すると突然後ろから声がしました。
「おい、坊主」と聞こえました。ヨハンは絵を描くのを止め、恐る恐るゆっくり振り返ると、あの怖い小父さん「イー・アンプ」がすぐ後ろに立ってヨハンを見ていたのです。
びっくりしたヨハンは立ち上がって逃げ去ろうとしたのですが、怖くて足が動きません。今にも泣き出しそうです。周りには誰一人いないのです。
するとイー・アンプが手に持った長い杖で四つの小さな輪を地面に描き、ヨハンを見ながら言いました― 」 (『イー・アンプ』p.16 より)
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