小鳥来るその木の幸のあるごとく
とある一樹を目指して飛んで来る小鳥たち―。まるでその木には彼らだけが知る幸が備わっているかのようである。
人生のまことの幸せとは何かを深く考える齢に作者はいまさしかかっている。
しかし、一方では、人類の滅亡の危機を梟に問わなければならぬような時代にも直面しているのだ。
俳人として、科学者としての作者の今後に注目する所以である。―(行方克巳)
かつて清崎敏郎も絶賛した俳人中川純一の、待望の第二句集刊行!微生物学を専門とする著者の、
生命・食・環境に対する深い洞察、優しい眼差しから、俳句の時空が広がる一冊。
☆販売促進用チラシ(PDF)もご利用ください。
|