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『麻の葉模様』
 なぜ、このデザインは八〇〇年もの間、日本人の感性に訴え続けているのか?
大麻博物館 著
asanoha lab 著
1,297円+税 工芸
ISBN978-4-909091-01-7 C0072 判並製 138頁 2019/2刊  
麻の葉模様は正六角形を重ねたデザインで、現在も根強い人気のある伝統的な和柄です。着物や和雑貨の他、 乳児が麻のように丈夫に早く成長してほしいという願いを込め、赤ちゃんの産着の定番です。しかし、残された文献や資料は数少なく、 その正確な由来や経緯など、不明な点も少なくない謎多き模様です。本書では、そんな麻の葉模様がなぜ、800年もの間、 日本人の感性に訴え続けているのかに迫ります。
 
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『大麻という農作物』
 日本人の営みを支えてきた植物とその危機
大麻博物館 著 1,852円+税 農業
ISBN978-4-909091-00-0 C0061 A5判並製 108頁 2017/1刊  
この書籍は、稲作より早くから日本人が栽培し、様々な形で利用してきた「農作物としての大麻」に関するものです。 大麻は「麻」「ヘンプ」などの別称を持つアサ科の一年草です。 「違法な薬物」として認識されることが多いこの植物ですが、繊維を衣服や縄、釣糸、漁網に、種を食料に、茎を建材に、 根や葉を薬用にと幅広い用途で利用してきました。主要な作物であった名残は「麻」と名のつく地名や人名にも残されています。 また神道の世界では繊維を清めのツールとして用い、伊勢神宮のお札は現在も「神宮大麻」と呼ばれるなど日本人の営みに欠かせぬ植物でした。 しかし、生活様式の変化などにより、1950年代には37,000軒あった大麻農家が、現在は全国に30数軒、一大産地であった栃木で 10数軒(栽培は都道府県知事による免許制)にまで激減しています。 大麻に関する書籍というと、アンダーグラウンド・サブカルチャー的な観点から「違法な薬物」を扱ったものはあるものの、 「歴史」「衣」「農」「神道」といった切り口のものは流通していません。誤解や偏見を取り除くためにも、 様々な有識者の方々のインタビューも収録し、存続の危機を迎えている「日本人の営みを支え続けてきた農作物」ついて紹介しています。
 

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