日本はどこへ向かうのか?
首相による政治指導体制を確立させた「決定中枢」制度の再編が第二次安倍政権によって完成した。
これによって安倍前首相による日米安全保障体制の更なる発展・強化の側面を除く「戦後レジームからの脱却」を目指す
「外政優位」の政治が展開された。本書はそれを世界政治の潮流の中で捉え直した画期的な試みである。
第一部 「五五年体制」下の日本政治――「決定中枢」の態様を中心として
第一章 その歴史的前提 第三章 日本における政治的指導力の欠如
第二章 「五五年体制」の政治路線と権力構造の変容 第四章 「五五年体制」の崩壊と政治体制再編の行方
第二部 二一世紀初頭における転換を模索中の日本政治――「決定中枢」制度の変容を中心として
第一章 首相による政治指導の強化を目指す制度改革 第三章 歴史的政権交代と「決定中枢」制度の再編への模索
第二章 新しい「決定中枢」制度下での日本政治の動向 第四章 競争的政党システムの機能不全による「決定中枢」の専制
おわりに 日本はどこへ向かうのか?
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